平成23年度予算について
平成23年度予算は、区民生活の安心を支えることを重点に編成しました。2008年9月のリーマン・ショックに端を発した世界金融危機と、それが実体経済に影響を与えた世界同時不況、そして2010年に表面化したギリシャ危機など、世界的な経済の地殻変動が続いています。
このような中、わが国の景気は緩やかに回復しつつあるものの、デフレ状態からの脱却、個人消費の回復、雇用状況の改善には、まだしばらく時間が必要な状況にあります。
また、少子高齢化の進行による社会構造の変化に対応するために、持続可能な社会保障制度の確立にむけた制度改正が必要ですが、その道筋が、いまだ定まっていません。
このように、明るい未来をイメージすることを難しくさせる様々な事象が、日々の生活や将来への不安につながり、社会全体を覆う閉塞感の一因となっています。
これらの状況をふまえ、基礎的自治体である千代田区は、「区民生活の安心を支える」ため、特に高齢者福祉や次世代育成に関する施策に重点をおいて未来に希望をもてる予算編成に努めました。また、その財源を確保するため、経常的な経費に使われている一般財源の10パーセントのマイナスシーリングを行うとともに、徹底した事務事業の見直しを行いました。
価値観が多様化し、利害関係が複雑化している今日、百点満点の予算をめざすことは不可能ですが、改定基本計画で示した「めざすべき5年後の姿」の実現に向けて、着実かつ効果的な事業展開をするための予算としました。